グループディスカッションって、何?
■グループディスカッションって、何?
4人~10で席を囲い、あるテーマについて20分~30分議論します。
昨今企業が学歴だけで見るのではなく、コミュニケーション力を重視した採用を行うようになり、また多くの就活生を同時に選考できるという実用的なメリットも備えていることから、夏のインターンでは割と多くの企業がグループディスカッションを選考に取り入れています。
また、夏のインターンだけではなく、春の本採用でのグループディスカッションを採用する企業は少なくないです。たとえば、商社は最終試験の前にグループディスカッションを行います。また、グループディスカッションを主たる選考として据える企業(P&Gの一部部門など)もあります。従って、グループディスカッションでの振る舞いをこの時期に覚えることは、今後の就職活動で結構役に立つことになったりするのです。
倍率は、6人の中で2人くらいしか落とさない「最低限のコミュニケーション力無い人を切る」型と、8~10人の中から何と一番良かった1~2人しか通さない「リーダーシップ発揮」型があります。
グループディスカッションのテーマとしてはたとえば、
・日本にもう一つディズニーランドを作るなら、何県に作りますか?(それはどうして?)
・今日ディスカッションをするこのメンバーで今日一日を自由に過ごすとしたら、何をしますか?計画を立てて下さい。
という日常的な会話に登場しそうな話題から、
・「成功」を定義して下さい
という抽象的なものまであります。
その際に、議論を発展的な方向に持っていけたか?という点を企業は評価しますが、どこを見ているのかイマイチはっきりしませんよね。これは面接官ではないとわからない上、業界・企業ごとにも評価のポイントが異なるので、究極的には、人事がどこを見ているかなんてわからないです。しかし、それでも一般的に見られているとされるポイントはありますし、何よりもGDに受かるひとは常に受かるという事実もあり、私自身自分なりに反省しながらグループディスカッションを40回以上繰り返してきたところ、通過率も上がってきましたし、ある一定の評価のポイントらしきところは見えてきましたので、それをこれらエントリの中で伝えていければなと思います。
とはいえ、即効で効く処方箋というものはなく、実践を積みながら慣れて頂くのが一番です。GDは実際にやってみるとわかりますが、初対面の見知らぬ5人(本番では見知らぬ3~9人)を相手に、議論についていき、かつ面接官の印象に残るような発言、感じのいい振る舞い、ができるようになるまでは、ある程度の経験(慣れ)がいります。
外資系・日系の区別無く、一般的なグループディスカッションというものに慣れ、「ぜんぜんしゃべれずに、落ちた!!」ってことが無くなれば、はじめの段階では御の字だと思います。
■まとめと補足 - GDとは?
①4~10人で席を囲い、あるテーマについて20~40分議論するスタイルです。
②倍率は、6人の中で2人くらいしか落とさない「最低限のコミュニケーション力無い人を切る」型と、8~10人の中から何と一番良かった1~2人しか通さない「リーダーシップ発揮」型があります。
・「最低限のコミュニケーション無い人を切る」型のお題の例
●資料あり:「地図再現」ゲーム(野球チーム再現ゲーム)などのメンバーが異なる情報を持っている場合
●資料なし:「このメンバーで今日一日を過ごすとしたらどうしますか?」などの、答えの無い問
・「リーダーシップ発揮」型のお題の例
●資料あり:P&Gのように顧客や製品データの複数枚の数値と文章から成る資料を渡され、結論を導け、戦略を作れ、意思決定せよ、という問
●資料なし:コンサルティングファームのDIのような問、アクセンチュアのように「エレベーターが混んでいて困っているビルのオーナーの相談に乗ってください」という、問があります。(この問のような場合、フレームワークに従って仮定を設定し、メンバー全員が共有するところが非常に重要なポイントとなってきます。)
次は: GDで見られているポイント
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