メーカーの人事担当者が求めるたった2つのこと

メーカー人事が見ていること
メーカーが新卒生に臨んでいることは、実は二つしかありません。その二つとは、
1. やめないでくれ
2. 商品の売ってくれ
です。営業であれ、開発であれ求めているのはこの二つだけです。開発系の方はわかりにくいかもしないので補足すると、商品を売るというよりは「売れる商品を作ってくれ」ということです。もちろん他にもプラスアルファとして必要な要素はいくつかありますが、必要なのはこれだけです。
例えば、東大生で成績オールAの超優秀そうな人がある外資系メーカーを受けたとする。コミュニケーション能力もあり、入社してくれれば即戦力になりそうなのだが、今後の人生のビジョンを聞いたところ、どうやら特にこの企業の製品を使っている訳でもなく、とりあえず外資だから受けてきたって感じだった。
この学生の面接での合否はどうだったか。答えは不合格。この人は二つの要素の内、1つ目のやめないでくれという要望を満たすことができなかったのだ。それほど現在のメーカーのやめてほしくないという思いは強い。
では、この二つをトップするにはどうしたら良いか?その答えは販売心理学の世界的権威、ブライアン・トレーシーの理論にある。
ブライアン・トレーシーの理論を用いたメーカー対策
この二つの要望を同時に解決できる優れたメーカー対策戦法がある。その戦法とは「御社の商品大好き戦法」である。この戦法は人事もそうだが、経営者には効果抜群である。何故なら経営者は「自社の商品が好きな人の方が商品を売ることができる」と統計学的に知っているからである。また、自社の商品に愛情がある人の方が、やめないということも自明だ。このように、受ける会社の商品の愛を伝えるか伝えないかだけで結果は大きく違ってくる。
でもBtoCやCtoCの商品・サービス以外の商品・サービスでは使えないんじゃないのか、という反論が聞こえたような気がします。まさにその通りで、BtoB業態のみの企業ではその商品を使うこともできませんし、理解もしづらいかもしれません。(仮にキーエンスのようにBtoBtoCの業態であればその先の商品を褒めちぎればいいんですけど。。)。その場合は、そのサービス・商品に関しての評論家になってください。それだけで向こうの印象は良くなります。その際に気を付けなければいけないのが、商品・サービスに対する自分の意見を向こうに押し付けてはいけないことです。あくまでも相手の理解の範囲内で共感するといいうことが大切です。この「御社の商品大好き戦法」でおおよそのメーカーは突破できます。
まとめ
逆にこの方法をコンサルや外銀などで使うと、こいつ何も考えてないなと思われて落ちてしまうので注意してください。あくまでもメーカーに有効な対策です。商品については、各企業のホームページや商品ページに載っているので、是非メーカーのES、面接の際にはそれを意識して対策してみてください!
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