戦略コンサルの実情
それはなぜなのか、また戦略をしなければどんな仕事をするのか、などについてお伝えしてきます。
1. 戦略コンサルティングファームについて
まず、戦略コンサルティングファームとは何かを確認がてら説明します。(引用します。)
戦略コンサルタントとは、企業の経営層に対して、事業計画や新規事業立案などの相談を受け、提案をおこなう仕事です。企業の全体的な経営方針に関することから、会計、人事といった専門的な分野まで、範囲と専門性については、さまざまです。
クライアントへ、インタビューをおこない、仮設を立てて、最適な提案を検討することが仕事となります。仮説⇒検証⇒提案、クライアントとの議論の繰り返しにより、企業の方向性を決めていくことが、価値の高い仕事となります。
「仮説⇒検証⇒提案」のなかで、論理的思考(ロジカルシンキング)、情報収集能力、分析能力を駆使します。そして、クライアントへの提案書をいかにビジュアル的に美しく仕上げることも、価値となります。
出典:KOTORA
このように明記されていました。おそらく多くの就活生が考える戦略コンサルではないでしょうか?しかし、戦略コンサルの実情は私たちが思っているものとは全く違うものでした。次の項目でそれを説明します。
2. マッキンゼー役員が明かした、戦略コンサルティングの実情
マッキンゼーの役員の方曰く、現在の大手戦略コンサルティングファームは戦略をしなくなってくるそうです!その理由は「企業が戦略を策定してもらうためのお金が払えなくなったから」というものでした。これは一体どういうことなのでしょうか?
大企業が戦略コンサルティングファームに戦略を依頼すると、一月でおおよそ1000万円程度かかります。ということは1年で1億円以上かかる訳です。しかし、現代の戦略は複雑化されすぐに効果を出すとなるとかなり難しく、基本的に効果が出始めるとなると1年以上かかってしまうそうです。ということは企業しては何も効果が出ないまま1年以上お金を払い続ける訳です。昔なら1億円ポンっと出せていましたが、さすがにこの景気が不透明な時代(トランプ政権になってなおさら)において1億円すぐに出せとなるとなかなか投資することができません。
また、徐々にAIに業務が置き換わっていく中で、ここ10年程度の予算はそっちに投資していくという形なのかもしれません。
以上の理由で、徐々に戦略コンサルティングファームは戦略をやめていくという見立てがあるようです。
3. もし戦略コンサルティングが戦略をやめたら?
正直、戦略コンサルのトップの人たちなんて超天才な人ばかりで何を考えてるかなんてわからないがおそらく、戦略をやめたらAI使ったアナリティクス系の業務に移行していくんじゃないのでしょうか?これに関してはまだまだわかりませんが、こういった分析系のことが得意な集団には変わりません。しかし、正直どうなっていくのかは正確な予想ができないので、書くのはここまでにしておきます笑
4. 戦略コンサルに行きたい学生へ
じゃあ戦略コンサル行きたかったのにやらないんじゃ意味ないじゃ
ないか!という学生ももちろんいると思います。しかし、すべての戦略コンサルが戦略をやめるわけではなく、小規模の戦略コンサルで価格が比較的抑えめなところは継続して戦略を策定していくと思います。もし戦略を仕事にしていきたいという人は、そう言った小規模な戦略コンサルティングファームに入ることを強くオススメします!
5. まとめ
おそらく、それでもマッキンゼーだったりBCGやATカーニーだったりを受ける人もいると思いますが、是非一度、自分の受ける会社ではどう言ったことをやっているのか、どう言ったことを心がけて仕事をしているのか(Value)、何を目標にしている会社なのか(vision)などを再確認し、自分の40年を決める就活に取り組んでください。
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