超高速ES執筆術(フレームワークを使った時短執筆術)
ESの基本の記事をまだ読んでいない場合は先にそっちを読んでください。
→ESの基本「PREP法」等
前回書いたPREP法のフレームワークは、もちろん使えないことはないのですが、まだ考える要素が多い(特にExampleの箇所)ため、ロジカルシンキングが弱い人だとどうしても時間がかかってしまいます。
なので、さらに細分化した、フレームワークに当てはめるだけの状態のものを作成しました。
実はたったの2ステップです。
Step1 ESのタイプを見極める
Step2 タイプごとのフレームワークに当てはめる
□Step1 ESのタイプを見極める
ESの設問のタイプは大きく分けて二つに分けることができます。
①自己分析型
②志望動機型
しかし、この2種類の分類方法では、同じ型の質問でも通過するESの構造は異なってしまいます。そこで、その二つの型をさらに細分化し、計7つの系統に分類します。
①自己PR型
・自己PR系
・成果・挫折系
・短所・長所系
・感情系
②志望動機型
・志望動機系
・ビジョン系
・業務提言系
例外はあるにしろ、おおよそこの系統で分類できるのではないでしょうか?
まず、課されたESを見る際には、どのタイプの設問なのかを見極めましょう。
□STEP2 タイプごとのフレームワークに当てはめる
設問のタイプを見極めたら、あとは規定のフレームワークに当てはめるだけです。そして、そのフレームワークは過去のESから導き出すことができます。
では、自己PR型、志望動機型の中から各一系統をご紹介致します。
◯自己PR型のフレームワーク
まずは、自己PR型の中でも成果・挫折型のフレームワークの導き方&フレームワークです。
例としてATカーニー(2016)のESを挙げて考えます。
Q. あなたが学生生活を通じて取り組み、「目に見える成果」を上げることに成功した事例を一つ挙げてください。また、なぜそのような成果を上げることができたか、あなた自身が考える理由を説明してください。(400字以内)
この設門を考えて見てください。
まず、PREP法よりポイント(成功事例)を挙げます。その後、その理由を説明して、例を出して、、、あれ、例って最初出したから何を書けばいいんだ?って感じになって、結局いつものESを書くような感じになってしまうのではないでしょうか?
この設問対する内定者のESを元に、成果・挫折型のフレームワークを作成しました。
↓↓↓

PREF法を細分化した形ですが、
① 結果
② きっかけ・背景
③ 現状分析
④ 問題提起
⑤ 施行・アクション
⑥ アクションの結果
というフレームワークが作成できます。
検証として、もう一題例を挙げます。
野村証券(2015)
Q. 大学(院)時代に粘り強く努力し、成果を上げた経験を教えてください。(学業、課外活動、アルバイト問いません。)(400字以内)
この設問についても構造化したところ、同様の構造でした。

このように、過去のESからフレームワークを作成することができます。
◯志望動機型のフレームワーク
まだ志望動機の作り方がわからない方がいればこちらを参考に→「就活生必見!説得力がある志望動機をつくる7つの極意」
では次に、志望動機型の志望動機系のフレームワークです。
志望動機系のESは自分の志望動機に応じて書き方が変わってきます。
〜企業理念を志望動機にする場合〜
企業理念を志望動機にしたESの例を見てみます。
デロイトトーマツコンサルティング (2016/インターン)
Q. インターンシップの動機 (300字以内)
この設問の企業理念の共感からせめていた内定者ESの流れが、ロジカルで綺麗にかけていたのでご紹介致します。

このESの構造を見ると、
① 志望理由
② 問題提起(志望企業が取り組む問題)
③ その思いに対する思い
④ 思いと志望企業との関係
⑤ 志望理由
の順になっています。
また、②の問題提起で自己PRを元に記述していますが、志望動機には必ず「自己PRを混ぜる」ことが大切です。
企業理念に基づいて志望動機を書く場合は、この手順で書けば良いでしょう。
〜その他の志望動機の場合〜
企業理念共感以外の志望動機(事業内容の共感、自分のエピソード等)の場合は、以下のフレームワークで書くことができます。
① 志望理由
② 自己PR(自分のやってきたこと)
③ 入社後の展望
(④ 志望理由の再確認)
志望動機型のフレームワークは以上です。
このように
Step1 タイプの見極め → Step2 タイプごとのフレームワークへの当てはめ
を行うだけで、何を書けば良いかで悩んだり、書き終わった後に不安になったりということがなくなります。
なるべく早い段階からこの方法を見つけてESを時短で書けるようにしてください!
□自主課題
今回紹介した二つのタイプ以外のタイプのフレームワークを作成してみてください。
残りのタイプは以下です。
・短所・長所系
・感情系
・ビジョン系
・業務提言系
(自己PR系のフレームワークはこちらにあります。→参考)
参考にする内定者のES等は以下から閲覧することができます。
↓↓↓
・内定者のES(エントリーシート)&選考レポート一覧
・内定者別ESのエントリーシート・選考レポート一覧
できましたら、慶應GD練習会のLINE(@kogd)で是非声をかけてくださいね^^
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