ESの基本、「PREP法」等
外資系企業を目指す人だと、本選考も徐々に迫ってきているのを考えると、対策をする時間は限られてくるのではないでしょうか?
特に昨年の就活生(自分の同期)を見ると何社ものES(エントリーシート)を書くとことに時間を取られ、結局早期内定には一社も繋がらなかったというのはよく見受けられました。
学歴が唯一考慮されるとも言われるESですが、何を書けばいいんだと心配になり、かなりの時間を浪費してしまう学生がほとんどです。
そう、実はESは就活の肝とも言えなくはないのです!
そんな就活の肝とも言えるESの対策法について今回はお話します。
■ESの基本
◯結論を先に書くべし
これは、ESのような文書の場合だけでなく、面接やグループディスカッション等の口頭の場合にも言えることで、「相手に対し、何について話しているかを伝える」ことが大切です。逆に結論が初めにないと、何のことを言っているのかわからないことを書く文章力の無い人というように思われてしまいます。なので結論は初めに書くようにしてください。
また、知識としてPREP(プレップ)法を知っておくと便利です。(参考)
ブレップ法は文章を簡潔かつ分りやすくする文書作成で、論理的な文章を書くためのテンプレートでもあります。
PREP法の構造は以下です。
・Point・・最初に結論を述べる
・Reason・・結論に至る理由を述べる
・Example・・理由の具体的な事例を述べる
・Point・・最後に結論を再度述べる
実際にこれを使って通過しているESの例を幾つか挙げます。
① モルガンスタンレー (2017年)
Q. あなたのこれまでの学生生活や人生経験を振り返り、あなたの長所・短所を教えてください。(300字以内)
・Point・・・長所は一歩引いて物事を俯瞰できること、短所は自己主張が強いことである。
・Reason・・・弁護士事務所で秘書をしている際に、苦情の増加という問題点を解決する機会があった。
・Example・・・私は、一つ一つの苦情に対する解決策を練るのではなく、全体としての共通点を探した。
・Point・・・結果として新人に対する教育の甘さにあることが分かり、研修制度構築に繋げた。
短所ver省略
② ボストン・グループ・コンサルティング(2016年)
Q. 一生のうちに必ず成し遂げたい夢はなんですか?(200文字)
Point・・・日本の教育方法の改革。具体的には、考える力を養う教育をすることです。
Reason・・・アメリカに留学中に教育方法の比較ができ、日本の暗記を重視し、暗記したことを使って考えることを軽視する教育方法に疑問を感じました。
Example・・・考える力を養うことで、画一的なことだけでは対処できないスピーディーな社会の中で、価値を生み出すことのできる人材になれると考えています。
Point・・・そのような人材を育成する為に、日本の教育方法を成し遂げたいです。
このように、フレームワーク(PREP法)を使うだけで、時短で通過率の高いESを作成することができます。
◯人事がESで見ていることを考えるべし
ESを書く前に確認しておいてほしいのは、
「ESとは」
ということである。
投資銀行のグループディスカッションのお題で出てきそうな質問だが、そもそもESとは何で、ESとはどのような役割があるのか、ということを知っておく必要があります。これを知っているのと知っていないのでは、人事のESの好感度が変わってくる可能性があるので、まずは、自分で「ESとは」というお題を解いてみてください。(→答えは「マイナビのエントリーシート攻略の基本」を参考に)
■内定者のESについて
よく、「過去(内定者)のES参考にして書いてるんですけど、これってどうなんですか?」という質問を受けるのですが、もちろん、内定者のESは勉強になりますし、参考になります。 (参考(https://careerpark.jp/1922))
しかし、あくまでも「どういった方針で自己分析すれば良いのか」という観点で参考にし、「何を書けばESを通過できるのか」ということの「見本」にしないようにしてください。この理由は、内定者のESの中身には統一性がなく、これを言えば通過できるという「見本」は存在しないからです。
ESは、「このコンテンツを書いていれば通過できる」というものではないので、内定者のESを参考にする際には十分に注意してください。
ESの応用編はこちら:超高速ES執筆術(フレームワークを使った時短執筆術)
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