コンサルの筆記試験の対策・攻略 - BCG、ATカーニー、CDI、ブーズアンドカンパニー(旧ブーズアレンハミルトン)、ローランドベルガー
これら企業の筆記試験は基本的に共通部分が多いので対策は並行して行うとよいでしょう。
筆者は就職活動を通じてこれら筆記試験すべてに通りました。
■係数・論理+文章理解
BCG、ATカーニー、ローランドベルガー
BCG・・・60分で70題。6~7割が合格ラインと言われる。
ATカーニー・・・試験の時間配分と合格ラインはBCGと同じくらい。
BCGとATカーニーの難易度は同程度(人によって感じ方が違うようです)です。
ローランドベルガーは少し難易度が低くSPIのような図表読み取りと国語の問題が出されます。これにケース問題がつきます。春採用では、これに集団面接+GDが同時に行われ(パートナークラスが登場、筆記の通貨率は悪くないと思うので、ここが山場だったようです)、その次がいきなりジョブ(内定まで倍率3倍程度)でした。
尚参考までに筆者は、BCG8割、ATカーニー10割の問題に手をつけました。国語(文章理解)以外の手をつけた問題はだいたい合ってると思います。国語は8割程度だと思われます。またローランドベルガーは全答しました。9割以上合っていると思います(BCG、カーニーに比べるとかなり簡単です)。
■係数・論理+文章理解+英語
CDI、ブーズアレンハミルトン
ブーズアレンハミルトンはGMATという試験のCritical Reasoningをやればよいでしょう。他の分野も出ます。
英語が半分でそのほかが半分です。
本当は他の分野までやるのが望ましいのですが、時間がありませんでした。
筆者はTOEICのリーディングが420点くらいですが、例題を流し読む程度で英語は全答できました。
CDIも英語は難しい(英語は50%、筆者はそのうち7割程度解きました)ですが対策は基本的に同じでしょう。
ブーズアレンハミルトンはBCGに比べて問題を解く時間が多く(1問4分弱かけられる)、その分問題が複雑で難しいです。国Iの本番レベルです。
■コンサルの筆記試験対策・攻略(共通)
以下の本を解きます。
■「論理」の対策に必須。例題の最初の数題の解法を理解するだけでかなり効果があります。
※ブーズアレンハミルトン以外はこの本の中の多くの例題よりも条件がシンプルで簡単な問題が出ます。BCGは、例題の最初の1~2題の簡単な問題くらいのレベルです。(何せ、BCGは1問1分を目安にとかなければなりませんから、この問題集のように難しい問題を出されると対応できません)
■「係数」の対策に余裕があれば。筆者はやりませんでしたが、苦手な方は念を入れて。
※同上。
*以上が「論理・係数」の対策。
■文章理解の対策
僕は対策をしなかったのでオススメできる本はありませんが、文章理解について、僕の友人によれば「行政書士の一般教養に近い(ただ、行書の方が若干ボリュームがある)」そうです。
※各分野の対策は、1冊で十分なばかりか、1冊すべてをやる必要はありません。傾向をつかみ、解法を暗記し、回答の速度を上げることに注力します。
■英語
※各設問の問の形式に慣れます。時間がない場合はCritical Reasoningの章だけやります。
※コンサル各社でGMATが出題される時、この本のCritical Reasoningという章からかなり似た問題orそのままの問題がこのテキストから出題されるとのことが幾度もありました。手抜きというか、対策する気のある人をとるということか。
所詮筆記は足きりですから、あまりコンサル各社は筆記試験で実力を測ることに熱心でありません。
Amazon書評にも「この本のおかげでボストン・コンサルティング・グループの筆記試験通過しました。」というコメントがありますが、僕の周りでも割と定番の本でした。
判断推理の分野について、問題集の4割くらいの内容を1回だけ解きました。例題は全部解きました。数的推理は手をつけていません。GMATはCritical Reasoningの部分のコピーを友人に見せてもらって、一通り例題の解法を覚えました(買うと高いですからね)。
■ピックアップ(ATカーニーとBCG)
■ATカーニー
国Ⅰ(公務員試験)の文章理解と判断推理という分野から出題されていました。
1/3が文章の読解(国Ⅰの文章理解をちょっと簡単にしたみたいなものです。BCGでも出ます)で、文章読解は並び替えが難しいです。
あと残った2/3のうち8割が判断推理でした。あとの2割は中学校~高1の数学みたいな感じです。受験をされた方は特別対策をする必要はないかもしれません。
判断推理は、公務員試験の判断推理という本の中にある「形式論理、うそつき問題、対応、位置・配置」という名前がついた分野をやればよいでしょう。
試験は問題集よりは簡単で、問題集をやる場合は最初の例題を見てとき方を覚えておけばいい気がします。何よりもスピード重視で多くのパターンに触れましょう。これは筆記試験を突破した数多くの先輩が言っていることです。
友人による補足の情報ですが、言語(文章理解)については、行政書士の一般教養に近いそうです。ただし行書の方が若干ボリュームがあるとのことです。どちらにしても国語は比重が重いです。対策しやすいのは判断推理のほうでしょう。僕は言語についてはほとんど対策しませんでした。
■BCGの筆記試験について
ATカーニーの 対策に加えて「順序、試合(暗号以外の全分野)」をやればいいと思います。
文章理解が50%くらいだったと記憶しています。
※コンサルは他にも対策することが多くこの期間は忙しいので、筆記試験の対策に割く時間をどれだけとるかは皆さんにお任せします。
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