面接で高倍率企業に内定するまでの道のり
何をしたらいいのか分からない、という問に答えるために、上達プロセスを体系化しました。
内定までのプロセスは以下3段階を経ます。
●ビジネスモデルの理解
●1問1答の蓄積
●勝ちパターンの確立
以下の問の答えを見つけていくことと同義です。
●企業は自分を何で欲しいのか
●企業が自分が欲しい人材か知るために、どんな質問をするのか
(●企業はどのくらいその人が魅力的だったら合格にするのか)
(3つ目は答えを見つける、というよりも優秀に見せる、しゃべりを練習する、という方が適切かもしれません。)
具体的には以下の意味があります
●ビジネスモデルの理解
・・・企業が人を雇うのは、企業を儲けさせるためです。
だから、企業のビジネスモデル(どこでお金をもうけているのか?そのために、採用する人材に求める仕事はどんなことか?)を理解します。
そして、その中から自分が賛同できる部分を選び出します(この部分は面白そうだ)
これは主に業界単位(なぜその業界か)でやります。
企業単位(なぜその企業か)、事業部単位(なぜその部署か)は一般的に、深くやらなくていいです。
企業は究極的には入社してみないと分からない、というのが一般的な考えだし、事業部は配属が決まっていないことが一般的だからです。
ただし、例外もあります
ex.
日系戦略コンサル:なぜ外資コンサルじゃなくてうち(内資コンサル)なのか?
外資金融:なぜその部署を志望するのか?その部署の中でも特に何をやりたいのか?(→即戦力を求めている。また、投資銀行部門とリサーチだとぜんぜん生活スタイルや扱う情報が異なる。)
などなど。
また、日系企業は、形式的に、第一志望である、ということを言い換えさせるために「なぜうちの企業か?」と聞くことがあります。
何でもいいです。その企業が業界内で強い事業部を挙げ、そこに入りたいから、と答えるのが無難です。
●1問1答の蓄積
・・・その質問をされた時にどう答えるのか、ポイントを押さえて書きます。
1企業につき30問、多めに見積もって50問、過去に受けた一般的な質問や同一業界の企業との蓄積で100問以上の蓄積で面接ベテランとなります。
一般的に、想定していない質問に答えるのは不可能です(驚くなかれ、多くの人が「自己紹介をどうぞ」という問に答えられないまま面接会場にやってきます)。
●勝ちパターンの確立
***以下、2008/1/6改正***
・・・著者の話ですが、「この話に興味を持ってくれたら通過に持って行ける」という、勝ちパターンと呼べるような話のネタがあったように思います。但しそれを自己PRの際に一言で述べてもダメで、話の流れの中で自然と話題がそちらに向くように持っていく必要があり、その流れを作れるようになるまで苦労したように思います。
***以上、2008/1/6改正(※記述に個別の企業名が使用され、個人の発言が特定されるような内容でしたので、改正致しました。大変ご迷惑をおかけ致しました。今後とも何かありましたらご連絡お願い致します。)***
面接で企業が知りたいのは、以下2点だけです。
●あなたは、うちでどれだけ頑張れるの?それはどうして?
●あなたは、どれだけ優秀なんですか?
ここで、「●あなたは、どれだけ優秀なんですか?」の問には、事実や実績の列挙で説明するのではなく「話し方」で示します。論理性や人間味、あるいは迫力、説得力などといったものです。
また、「●あなたは、どれだけ優秀なんですか?」の問を確かめるために、一般的には学歴や筆記試験などが課されます。
従って、あなたが答える質問は以下の1点に集約されます。
●あなたは、うちでどれだけ頑張れるの?それはどうして?
これを考えるためにこそ、自己分析と業界研究を行います。
この問を言い換えた質問が30個あるということです。
尚個別企業の情報は少ないので、個別企業の対策というよりは業界の研究に絞ります。
つまり、商社志望の場合は
●何で商社なのか?(他の業界じゃダメなのか?)
と考えます。
外資金融の場合は
●何で外資金融か?
●何でその部門か?
です。また、質問30個考えていなければ以下のようなことが起こります。
●質問30個考えていない人の失敗例
・外資金融の中でどの部門で働きたいの。
→投資銀行部門で働きたいです
・投資銀行部門で何がしたいの。
→M&Aがやりたいです
・M&Aの中にもいろいろあるけど、どんなM&Aがやりたいの
→・・・(想定外の質問により、絶句)
場合にもよりますが、あまりにも知らなさ過ぎる場合、この人は失敗します。
「別に多くの企業を見ながら客の役に立ちたいだけなら、投資銀行業務以外でいいんじゃないの?」
っと思われたらダメです。
●勝ちパターンの確立
については、経験を積むしかないですが、想定質問を50個、70個、と増やすうちに活路が見えてきます。高倍率企業ではない場合、勝ちパターンと呼べるものがなくても通過すると思います。
では頑張って下さい。
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